弁護士、税理士、司法書士の皆様へ

相続においての動産評価

相続税の対象となるものは「見積もることができる経済的価値のある全てのもの」であり、現預金、有価証券、不動産のみならず、宝石、収集品などの動産も相続税の対象となるのはご承知の通りです。
相続時の動産評価については、税務署ではなく、相続する者が評価額を算出し提出しなければなりませんが、一般動産を評価する者の資格に規定はなく、納税者が売買実例価額を参考に判断して良いとされています。また、精通者(その動産に精通している者、エキスパート、その動産の価額を適切に算定できる者)などの意見価格でも良いとされています。

弊社は幅広い古物を取り扱う商社として、十分な知識と経験を有しており、精通者として各種動産の評価に適切なアドバイスを行います。

一般的な評価額算出方法

税務署提出の為の動産評価額の算出には、前述のとおり大きく2つの方法があります。

  1. A.自分で調べる
  2. B.プロに任せる

このどちらかを選択し、最終的には納税者の判断で税務署に提出することになります。

Aの自分で調べる場合、その参考になるのは以下のようなものです。

A-1.当該物の購入価格
A-2.ネットショップやフリマサイトでの同一商品、または類似品の販売価格

ここで大事なのは、税務署が求めるものは、当該物の「時価評価」という点です。
時価評価とは、その物を即換金できる金額ですから、確実に買い手がつく価格である必要があります。
ですので、A-1やA-2によって自分で調べた場合には、以下のような傾向、問題があります。

  1. 多くの品物の販売価格や価値は原材料価格や需給バランスによって常に変動している(情報の鮮度)
  2. 当該物は多くの場合中古品であるか、使われていなくても購入から年月が経過している(品物の状態の見極め)
  3. それぞれの使用状況や保管状況により状態が異なるため、その状態を見極めて価額を判断する必要がある(状態による評価の差)
  4. 特に宝石、美術品や骨とう品については、実際の時価評価(相場)に対して、高い評価額となる可能性が高い(相場感)
  5. そもそも偽物か本物かの判断がつかない
もちろん、自身で調べる場合には、手間はかかりますが費用が掛からない、という利点があります。
大事なのは販売されている価格、目に見える価格が、必ずしも売れる価格ではなく、手元にある品の価値とは一致するものではない、という点です。

また、Bのプロに任せる場合は、

B-1.リサイクルショップや質屋などに持ち込んで買取査定を依頼する
B-2.リサイクルショップなどに出張買取を依頼する
B-3.動産査定の専門家に依頼する

B-1は、プロの判断を仰ぐものですが、自分で持ち込むということがネックになります。依頼が限られた品物だけで、宝石など小さなものだったり、数が少ない場合は有用な方法です。

ただ、B-1、B-2ともに、依頼先の選定は慎重に行う必要があります。
どのお店が専門性の高い、信頼のおけるお店なのか、そうでないのかは、同業でない方には判断がつかないでしょう。
現在は、数週間や1か月程度の研修を受けただけでリサイクルショップをフランチャイズオープンする人も多いですし、大きなお店でも実際に査定するのは経験の浅い社員やアルバイト、ということも少なくありません。

また、店舗での買取査定や出張買取は、その名の通り買取を前提としています。
売ることを前提としない査定のみで「評価査定書」のような、査定額が書面に残るものを用意する会社は限られています。

B-3は、弊社のような、動産の時価評価査定を専門に行う業者に依頼する場合です。
士業の方が、顧客から動産評価を依頼された場合には、手間や信頼性を考慮し、専門業者に依頼されることが多いと思います。
費用がかかることが前提となりますが、提出された評価査定書をそのまま利用できる、というのが大きな利点です。

マルヲは、動産評価の専門家として現実的な時価評価を行い、適切な査定額をご提示いたします。

マルヲの動産時価評価

前述のとおり、動産評価の必要性がある場合、多くの方はプロに任せるという選択をされます。
インターネットが発達し、売買の相場が比較的調べやすい時代にはなりましたが、真贋の判断、状態による価額の変動など、動産の評価にかかる「手間」と「妥当性」を考慮した結果と考えます。

何より、顧客および税務署に提出する評価ですから、信頼のおけるものでなければなりません。

弊社の代表は、質屋・古物業界で約半世紀、豊富な経験を積んでまいりました。
その信頼度は、百貨店においての継続的な販売イベント実施だけでなく、国税局からの依頼により、国税専門官に対する動産評価講習の講師を長年務めている事でもお分かり頂けると思います。

また、弊社は博多で100年続く質屋から販売・評価査定部門として独立した会社です。
大きな会社では御座いませんが、小さな会社だからこそ、お客様のご要望にそって、スピーディに柔軟に対応致します。

士業というプロの皆様のパートナーとしてご期待に応えられるよう、動産評価のプロとしての査定業務を提供いたします。

「動産評価査定書」(動産時価評価書)はこんな時に有用

  1. 宝石、美術品、骨とう品、収集品の遺産相続で税務申告したい
  2. 生前に贈与を予定しているが現在の評価額がわからない
  3. 税務署からの適正価格算出の指導を受けた
  4. 美術品保険料の見直しに際して、価格評価が必要になった
  5. 法人企業所有資産(動産)の減損会計
  6. 動産の財産目録(評価額付き)を作成したい

マルヲの「動産評価査定書」では、動産の時価評価を個別に行い、評価額を明記致します。
この評価査定書は、税務署や裁判所への提出資料として有効な書類です!

マルヲの動産評価料金

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